腰の痛み(腰椎椎間板ヘルニア編)
腰椎は5つの骨で構成されています。椎間板は、腰椎の間にあるクッションの役割になります。
緑の部分が椎間板です。この中身が紫の神経に触り症状が現れます。
椎間板ヘルニアの場合、腰痛や足を動かす神経が圧迫されるため、多くの痛みがお尻から足先の痺れや痛みがあらわれます。
レントゲンでは、神経が圧迫しているかわからないため、MRIによる画像診断を行います。
この画像は、首のヘルニアです。真ん中の神経が圧迫されているのがわかります。(MRI画像)
上記の画像の患者さんは、指先の痺れと肘の痛みが現れていました。
腰が痛くなって、整形外科を受診した場合、多くがレントゲンを撮ります。その中で一部整形外科では、「ヘルニアぎみ」「ヘルニア」と診断されることがあります。
上記のMRI画像と比較してもわかりますが、レントゲンでは神経の圧迫を確認することはできません。骨と骨の間が狭くなっていることで判断しているのですが、少しせまいだけで「ヘルニアぎみ」などで診断されてしまいます。
ヘルニアの症状の中で、腰の痛みだけを訴えることは少なく症状としては、臀部からふくらはぎ、足先などの痛み、痺れを訴えることが多いです。
このため腰の痛みだけを訴える場合は、適切な施術を行えば早く改善されますので、接骨院やリハビリを行う整形外科に受診することをお薦めします。