お知らせ
この時期、マラソン大会が多く、街中でもランニングする方を見かけるようになりました。
健康のためのランニングする健康志向型からマラソン大会、駅伝大会などに参加する競技参加型にランナーが増えることにより、大会前の無理な練習や練習しないでの大会参加によりケガをする方も多くなっています。

ランナーがケガしやすいランキング(当院調べ)
1、膝
2、腰
3、股関節
4、足首
圧倒的にランナーの痛めることが多いのが膝です。
そこで今回は、痛みが現われたのは膝のお皿中心に上、下、中、内側、外側なのか、痛みの箇所でどんなケガがあるか解説いたします。
膝の内側の場合

代表的なものが、鵞足炎です。膝の内側のお皿よりやや下の場所に痛みが現われます。
鵞足は、「縫工筋(ほうこうきん)」「薄筋(はっきん)」「半腱様筋(はんけんようきん)」3つの腱が付着している場所で、腱の集まった状態が後ろからみると、ガチョウの足の形に見えることから呼ばれるようになりました。ここの炎症を鵞足炎と言います。

似た痛みとして、内側側副靱帯損傷があります。
靱帯と筋肉の役割
靱帯・・・・骨と骨を結びつけている組織。固定が目的なため、伸縮性があまりありません。
筋肉・・・・骨を動かす組織。関節をまたぎ、関節運動を主に行います。
鵞足炎と内側側副靱帯損傷の見分け方
ランナー目線で考えると、靱帯損傷の場合ランニング中に足を踏み外した際に膝を内側に捻ったり、転倒した際に捻ることで靱帯を伸ばすケースが多く、ただ単純にランニングして靱帯を痛めることは少ないため足の踏み外しや転倒の原因がない場合は、鵞足炎が考えられます。
膝の外側の場合

膝の外側の痛みで考えられるのが、腸脛靱帯炎です。別名「腸脛靱帯摩擦症候群」「ランナー膝」「ランナーズニー」とも呼ばれ、腸脛靱帯に炎症が起きることを指します。
*診断する先生によっては、膝全般の痛みをランナーズニーと総称するこがあります。
特にO脚や外側に体重がかかって走る方に多くみられます。この腸脛靱帯は、走る際に上下に動くことが特徴でこれにより、膝の外側上部に摩擦が生じて炎症を引き起こします。
膝のお皿の下の場合

お皿の下の痛みは、膝蓋靱帯に炎症が起きる「膝蓋靱帯炎」があります。成長期の膝の痛みで紹介したオスグットの痛みと類似しています。違いは、「骨自体の靱帯付着部が痛いのか」「靱帯に痛みがあるか」を触診で確認します。
代表的なものとして今回紹介した「鵞足炎」「腸脛靱帯炎」「膝蓋靱帯炎」があります。次回掲載で、この3つを細かく解説していきます。*その他、タナ障害、半月板損傷、側副靱帯損傷などがありますが、通常の練習や大会では起きにくいので省きました。

寒さが続くこの季節、寒さから節々に痛みが現れている方が多くいます。
特に首、肩、背中、肘、手首に痛みがある方は、寒さで首の筋肉が硬くなり、神経や血管を圧迫して、あらゆるところに痛みが出ます。
痛いところを治療してもなかなか痛みが取れない方は、首の筋肉のストレッチをすると楽になることがありますので、一度試してみて下さい。
陸上競技の長距離選手に多く見られるスポーツ障害です。近年のランニングブームで市民ランナーが症状を訴えるケースが多くなっています。

痛みの場所は、膝の外側に現われます。特にO脚、体重が外側にかかって走る方、膝関節の変形が進んで膝が不安定になっている人、かかとの外側がすり減った靴を履いてランニングする方が痛みを訴えます。
腸脛靱帯炎を発症しやすいスポーツ
陸上競技(長距離)、水泳、エアロビクス、バスケットボール、自転車、登山など
診断
徒手検査法
膝を90度曲げた状態で大腿骨外顆を指で押しながら膝を伸ばした時に痛みが現われた場合、腸脛靱帯炎の可能性があります。
予防
腸脛靱帯炎の主要因は、柔軟性不足と使い過ぎです。元々筋肉の柔軟性がなくあまりストレッチを行わない方が多くいますので、特に柔軟性がないと認識している方は、計画的な練習と練習前と後のストレッチが大事になります。
大会前の激しい練習により痛め、大会に臨まないといけない方は、テーピングによる固定が痛みの軽減になるためテーピングを施します。
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年末年始のお知らせ
12月29日 午前中のみ
12月30日~1月4日 休み
1月5日 通常通り

当院で5年間勤務した、小林先生が佐倉市で分院長として9/21に開院いたします。

お盆休みのお知らせ
8月10日(木)~8月15日(火)
16日(水)通常通り

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7/23(日)当院が日頃から取り入れています。ボキボキしない痛みのない骨盤矯正法である、JRC(関節可動矯正法)の創始者である栃木県のたしろ接骨院の田代院長のさらなるブラッシュアップセミナーに、小林先生と参加してきました。


この骨盤矯正法は、患者さんの負担も少なく子供やお年寄り、妊婦さんでも安全な矯正法です。
問診時の保険適用の流れ
①急性、慢性でいつ、どこで、何をして
急性→接骨保険
慢性→鍼灸保険 提携クリニックにて同意書取得したのちに施術となります。
慢性の痛みではり、きゅうはやりたくない方→自由診療 3240円(保険の約10割負担分の計算)
原因がわからない、筋肉痛、疲労→自由診療 3240円(保険の約10割負担分の計算)
当院では、各種保険取り扱いを行っています。
・接骨院の保険
・鍼灸院の保険
・労働災害保険
・自賠責保険
各種保険には、個々に取り扱い規定がありますので、当院では患者様の状況によって案内しています。
・接骨院の保険
急性期の原因がある痛みに対して適用されます。
*急性期は1週間程度を示しますが、1週間以上経過したものでも理由があれば適用されます。
*他の整形外科、接骨院で治療を受けて、当院にて転院する場合も受傷日、受傷原因がわかるものには適用されます。
・鍼灸院の保険
①神経痛 ②リウマチ ③頚腕症候群 ④五十肩 ⑤腰痛症 ⑥頸椎捻挫後遺症 ⑦その他
などの慢性疾患を医師が診断して、なおかつ3か月1度医師の同意書を得たものを適用されます。
保険者によっては、償還払い(窓口10割負担)のところもあります。
・労災保険
通勤中のケガや業務中のケガをした場合に適用されます。(一部、適用されない場合もありますので、労働局にて確認が必要です。)
・自賠責保険
交通事故での取り扱いになります。(当て逃げは、健康保険での対応となります)